
エンディングサロン 美々庵へようこそ。
終活ナビゲーターのびびあんです。
今回は葬儀場(斎場)の種類とそのメリット・デメリットについてご案内いたします。
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葬儀場とは
葬儀は何をどのように手配するのかをお話したことがありますが、今回は「どこで」というテーマ、つまり葬儀場にどういった種類があるのかをお話しようと思います。
葬儀の記事は下記リンクをご覧ください。
葬儀の準備・流れ・形式 – 葬儀は何をどのように手配するのか
葬儀場の種類・メリット・デメリット
セレモニーホール・葬祭会館
民間企業(企業が葬儀社の場合もあり)運営の民営斎場です。
メリット:葬儀専門の会場なので、宿泊・会食場所や控室など葬儀に必要な設備・用品が完備されています。また、一般的に交通の便の良いところにあります。
デメリット:利用料が割高です。
尚、葬儀社運営の斎場を利用すると、他の葬儀社を選ぶことは基本的にできなくなります。
寺院・教会
宗教施設或いはその施設が管理する会場のことです。
メリット:各宗教の信者にとって、葬儀をするのに最もふさわしい空間でお別れができることでしょう。
デメリット:施設によって、葬儀内容や参列者を制限する場合があります。
例えば、
・寺院では畳部屋のみの場合も多く、足の不自由な方の参列が難しい
*神葬祭は原則神社では行わない[神道では死は穢れ(けがれ)とされるため]
といったことです(自宅や斎場で行います)。
本堂で行う場合は、寺院であれば檀家さん、それ以外だとその宗教施設に属していれば利用できます。
本堂でなく、宗教施設管理の会場である場合はその限りではありません。
*神葬祭 → 寺院で行う仏式の葬儀とは意味・様式・手順が異なる。
神葬祭は故人の御霊をその家にとどめて、家の守護神となってもらうための儀式です。
神葬祭では仏式のように焼香や線香を用いることはなく、これに当たるものが玉串奉奠(たまぐしほうてん)です。
玉串を捧げたあとは二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)の作法でお参りしますが、神葬祭や五十日祭までの拍手は、音を立てないようにそっと手を合わせる忍び手にします。
神葬祭の流れ
1. 帰幽奉告
家族が亡くなった場合、まず帰幽奉告(きゆうほうこく)といって神棚、祖霊舎(それいしゃ)に故人の死を奉告します。この後、神棚の前に白紙を下げます。
2. 枕直しの儀
遺体は白の小袖を着せて通常北枕に寝かせます。前面には祭壇を設け、お米・お塩・お水・お酒、故人の好物などを供えます。
3. 納棺の儀
遺体を棺に納める儀式で、棺に蓋をして白い布で覆った後、全員で拝礼します。
4. 通夜祭および遷霊祭
通夜祭(つやさい)は仏式の通夜に当たるものです。神職が祭詞(さいし)を奏上し、遺族は玉串を奉って拝礼します。
遷霊祭(せんれいさい)は、故人の御霊(みたま)を霊璽(れいじ)に遷し留める儀式です。
5. 葬場祭
通夜祭(つやさい)は仏式の通夜に当たるものです。神職が祭詞(さいし)を奏上し、遺族は玉串を奉って拝礼します。
葬場祭(そうじょうさい)は仏式の葬儀・告別式に当たります。故人に対し最後の別れを告げる、神葬祭最大の重儀です。弔辞の奉呈、弔電の奉読、神職による祭詞奏上、玉串奉奠などが行なわれます。
6. 火葬祭
火葬祭は遺体を火葬に付す前に、火葬場にて行なう儀式です。
7. 埋葬祭
埋葬祭は墓地に遺骨を埋葬する儀式です。
8. 帰家祭および直会
帰家祭(きかさい)は火葬・埋葬を終えて自宅へ戻り、塩・手水で祓い清めて霊前に葬儀が滞りなく終了したことを奉告します。この後、直会(なおらい)を行ないます。
直会とは、葬儀でお世話になった神職、世話役などの労をねぎらうため、宴を開いてもてなすことです。
葬儀・葬式がよくわかる. http://www.e-osoushiki.jp/osoushiki3-4.html, (参照2018-07-28)
自治会館・公民館
市区町村が運営する公営斎場です。
原則的に故人または喪主の住民票が該当自治体にある場合に利用できます。
メリット:その地域の住民が弔問しやすく、地域ぐるみの葬儀を行う場合に便利です。
デメリット:葬儀専用施設でない場合、葬儀の設備が十分でないことが多いです。
また、故人或いは喪主の住民票が該当自治体にない場合、別途費用のかかる可能性が高いです。
自宅
メリット:遺族が自身のペースで葬儀を行えることです。
デメリット:葬儀用品を葬儀社に用意してもらわなければなりません。
また、参列者が思いの他多かった場合、近隣に特に気を遣わなければなりません。
更に、参列者数を踏まえ、葬儀スペースを十分にとれるか、エレベータや玄関・曲がり角などお棺の搬入経路が確保できるかなど、ご自身で確認しなければならないことが多くなります。
葬儀会館とは
あらゆるお葬式に対応できるための、最大公約数的な造りとなっております。
対して宗教施設とは
それぞれの宗教の有する教義を表現・提示し
その宗教の信者たちが祈るために最も相応しいと考えられる造りになっているのです。お葬式を宗教施設で行うことの意義. https://dscorp.exblog.jp/20144196/, (参照2018-07-30)
葬儀場の用途
他記事の葬儀形式の話でも触れましたが、音楽葬・お別れ会・偲ぶ会といったカジュアルな形式の自由葬は、ホテルで行われることもあります。
葬儀場と火葬場
火葬場は斎場に併設されている場合(その多くが公営斎場です)と、斎場とは別の場所で運営している場合があります。
斎場と火葬場が離れている場合は、当然ですが参列者とお棺の移動が必要になります。
また、葬儀場と呼ぶ場合、一般的に火葬場は併設されていません。
まとめ
ご自身の宗教・宗派、或いは時間や費用の制約等がある場合は、どういった葬儀場にするかは自ずと決まってくると思いますが、これから比較検討されたい場合や、葬儀社さんに葬儀場のご要望を伝える際に、この記事が参考になれば幸いです。東京葬儀は売込み・押し売りいたしません。
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記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
別の記事でもお会いできることを楽しみにしております。